市民の皆さまに対し、本市が今後展開していく交通政策の方向性を周知するとともに、専門家や運行事業者等の考えについて学ぶ場として、平成28年12月18日(日曜日)に『龍ケ崎市地域公共交通シンポジウム』を開催し、100名以上の方にご参加いただきました。
第1部の基調講演では、筑波大学大学院システム情報系准教授の谷口綾子先生をお招きし、「地域公共交通とまちづくり~かしこいクルマの使い方~」と題し、各移動手段のCO2排出量や、1日10分クルマを控えた場合のCO2削減量といった環境面、大都市と地方都市での肥満者割合と運動量の関係性などの健康面、車の一日当たりの維持費などの費用面、交通事故のリスクなどのデータをもとに、様々な角度から地域公共交通とクルマの使い分けについて、ご講演いただきました。
また、今年度中に策定を予定している「龍ケ崎市地域公共交通網形成計画」について、交通防犯課職員より計画(案)の概要を説明しました。
第2部のパネルディスカッションでは、NPO法人まちづくり支援センター代表理事の為国孝敏様、関東鉄道株式会社常務取締役の武藤成一様、関鉄レールファンCLUB会長の十文字義之様、市民代表の関昭也様、中山龍ケ崎市長の5名をパネリストにお迎えし、「地域公共交通の活性化のために何ができるか」をテーマに、これまでの公共交通に関する取組みや、公共交通を利用してもらうために何ができるかについて、それぞれの立場から発表をいただきました。
龍ケ崎市としましては、このシンポジウムでいただいた貴重なご意見を参考としながら、地域公共交通の充実を進めてまいりたいと考えております。
当シンポジウムにご参加、ご協力いただきました皆様、どうもありがとうございました。