かつて龍ケ崎市を走っていた蒸気機関車(4号機関車)をモデルにした実物大の段ボール製SLが、茨城県筑西市のテーマパーク『ザ・ヒロサワ・シティ「ユメノバ」』で展示されており、令和6年2月11日(日曜日)施設オープン以降、多くの来場者に親しまれています。
段ボール製SLは、アートを通して関東鉄道竜ヶ崎線や龍ケ崎市のPR・活性化を図ることを目的に、市民協働事業で市民団体「龍ケ崎機関車推進協議会」が企画し、平成28年度に大学生や市職員らボランティアの協力により制作されました。
大きさは全長7.7m、幅2.2m、高さ3.4m。煙突や車輪、運転手席、配管まで再現され、部品の点数は小さなボルトまでを含めると数百にわたる精巧なもので、迫力のある作品です。
これまで市内や東京都内の商業施設などに展示され、多くの皆さんに好評を博してきました。
その後、ご縁により「ユメノバ」での常設展示が決まり、再び公開されています。
「このSLは、協力いただいた制作ボランティア皆さんの努力の結晶のようなもの。再展示が叶い感無量。新天地『ユメノバ』でも、龍ケ崎のまちや歴史に興味を持ってもらうトリガーとして、多くの方にアートを楽しんでほしい」と龍ケ崎機関車推進協議会の小山英雄会長。
展示を見に来た市民の皆さんは「また見ることができて嬉しい」「初めて見たが、段ボール製SLを通して4号機関車の歴史を知ることができた」と作品を楽しまれました。
モデルとなった4号機関車は、茨城県内最古の私鉄として明治33年(1900年)に開業した龍崎鉄道(現・関東鉄道竜ヶ崎線)で運行していたC型タンク蒸気機関車です。
大正14年(1925)に川崎造船所兵庫工場で製造され、昭和40年(1965年)12月に現役を退くまでの約40年間にわたり多くの旅客や貨物を運びました。
現在は、 にて屋外展示されていますので、段ボール製SLと見比べてみてはいかがでしょうか。
- 「4号機関車」の詳細
市公式ホームページ内、4号機関車をご覧ください。 - 「ユメノバ」の詳細
をご覧ください。
【ユメノバへのお問合せ先】0296-48-7417