平成29年度非核平和推進事業に係る長崎への中学生派遣事業について

公開日 2017年08月09日

最終更新日 2017年08月14日

これまで龍ケ崎市では、平成元年の「核兵器廃絶平和都市宣言」や平成21年の「平和市長会議(現:平和首長会議)」加盟の理念に基づき、原爆や戦争被害の状況・悲惨さについて各種写真パネル展などの展示を通じて、恒久平和のメッセージをみなさんに発信してきたところですが、平成26年度から新たに、次世代を担う中学生に実際の被爆地の見学、平和記念式典への参列を通じて、被爆の実態や平和の大切さについて学習してもらい、不戦・平和へのメッセージを語り継いでいってもらうため、この事業を展開しており、今年は4年目になります。

折り鶴(白)今年度は、応募者29人から市内中学校の男子6人・女子6人を抽選で決定し、12人の中学生が長崎へ派遣されることとなりました。

ここでは、中学生たちの活動の状況や思いを随時伝えていきたいと思います。

長崎派遣3日目

平成29年8月10日(木曜日)

長崎派遣も最終日の3日目を迎えました。この日は、世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一部を構成する旧グラバー住宅、世界遺産暫定リスト「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の一部を構成する大浦天主堂を見学しました。長崎が、歴史的に海外との交流窓口、日本でも代表的な港湾都市であり、明治維新以降、鉱業・造船等の日本の工業の一翼を担っていた土地であったことがよく分かりました。

平成29年度長崎中学生派遣第3日目の様子平成29年度長崎中学生派遣第3日目の様子

以上で3日間に及ぶ長崎中学生派遣事業の全行程を終了し、龍ケ崎への帰途へ着きました。

派遣団は、普段経験することのできない、様々なことを実際に見て、聞いて、感じたものと思います。予想以上の学習の成果を得られました。これから夏休み中に各団員が今回の派遣を踏まえて、自分のテーマに沿った学習結果や感想、思いをまとめ、自分の言葉でみんなに伝えていきます。10月7日には、戦没者追悼式において、市民向け報告会等も予定しておりますので、今後随時その状況などを報告していきたいと思います。

長崎派遣2日目

平成29年8月9日(水曜日)

長崎派遣2日目です。原爆投下から72年目の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列しました。
会場で、平和首長会議総会へ出席している中山市長とも合流しました。

今年は、中山市長が出席している平和首長会議総会が長崎市で開催されています。そのため、例年より式典への参列者が多いとのこと。全世界から首長さんが集まっています。式典のプログラムを通じて派遣団一同、原爆死没者の方への祈りを捧げ、非戦・非核の思いを改めて願いました。

平成29年度長崎中学生派遣第2日目の様子平成29年度長崎中学生派遣第2日目の様子

午後からは、昨日に引き続き、ピースフォーラムに参加しました。
式典会場からは少し移動し、長崎ブリックホール国際会議場において、全国から集まったピースフォーラム参加の児童・生徒と平和への思い、長崎へ来て思ったことや感じたこと、学習の成果など、各人がそれぞれ発表、ディスカッションを行いました。初対面の他市町村の生徒の前で発表であったので、少し緊張したけれども、みな堂々と自分の意見を発表していました。

平成29年度長崎中学生派遣第2日目の様子平成29年度長崎中学生派遣第2日目の様子平成29年度長崎中学生派遣第2日目の様子

ピースフォーラム終了後、夕方になってから、長崎歴史文化博物館を見学し、長崎の歴史・文化について学びました。明日見学予定であるグラバー邸の歴史についても、理解を深めることができました。博物館の見学後、宿泊先へ戻りました。

平成29年度長崎中学生派遣第2日目の様子平成29年度長崎中学生派遣第2日目の様子

明日は、派遣最終日になります。長崎の文化財(世界遺産)の見学をする予定です。連日暑く、体力は消耗気味ですが、がんばって学習し、無事に龍ケ崎に帰りたいと思います。

長崎派遣1日目

平成29年8月8日(火曜日)

長崎中学生派遣の出発日、8月8日(火曜日)を迎えました。今日から、派遣団は、長崎へ出発します。

早朝5時15分、佐貫駅に集合し、平塚教育長はじめ、各中学校の先生や家族の方の見守るなか、出発式を行いました。平塚教育長のあいさつの後、団長から「龍ケ崎市の代表としての自覚を持ち、規律ある行動を心がけて行ってきます。」と元気にあいさつがあり、常磐線へ乗車しました。

平成29年度長崎中学生派遣1日目の様子

例年ですと、中山市長も一緒に向かうのですが、今年は、一足先に長崎へ向けて出発しています(平和首長会議の総会出席のため)。 現地で時間を見て合流をする予定です。

2時間ほどで羽田空港へ到着し、飛行機に乗り、約2時間で長崎空港に到着。そこから路線バスで約40分かけて長崎市内へ。市内へは、11時30分頃に到着しました。長崎市内に到着後は、昼食をとって、「青少年ピースフォーラム」に参加すべく、長崎原爆資料館に併設されている平和会館へ。

平成29年度長崎中学生派遣1日目の様子

ピースフォーラムは、長崎市が主催する平和学習のイベントで、全国から100人を超える小学生から高校生までが参加していました。14時からの開会行事を経て、その後、被爆者の方からの講話を聴きました。 講話をしてくれた深堀さんは、14歳で工場勤務中に被爆。母と弟2人、5歳の妹の4人を亡くされたとのことです。

「突然ピンク色の光に包まれた。身を伏せた途端に爆風が押し寄せた。空には真っ赤で巨大な雲が見えた。」

実際に、原爆被害に遭われた方にしか分からない、貴重な体験談を聞かせていただきました。1時間程度のお話でしたが、派遣団全員がお話に聞き入っており、メモを取ったりしながら、貴重なお話を記憶しました。団員全員がこの貴重なお話を忘れず、伝え続けなければ、と思いました。

講話の後は、グループに分かれて、原爆のつめ跡の残る遺構などのフィールドワークにでかけました。被爆した浦上天主堂の壁や、爆心地の碑のある平和公園周辺と、再建された浦上天主堂を訪れ、高校生ボランティアの方から説明を受けました。

平成29年度長崎中学生派遣1日目の様子平成29年度長崎中学生派遣1日目の様子平成29年度長崎中学生派遣1日目の様子

これで初日のピースフォーラムは、終了となり、原爆資料館内に龍ケ崎から持ってきた折り鶴を献納し、原爆資料館を見学し、宿泊先へ向かいました。明日は、平和祈念式典へ参列し、その後ピースフォーラムでの参加者とのディスカッション・交流を行う予定です。

平成29年度長崎中学生派遣1日目の様子平成29年度長崎中学生派遣1日目の様子

第3回目の学習会(結団式)を開催しました

平成29年8月2日(水曜日) 於:龍ケ崎市役所3階庁議室

長崎への出発まで一週間を切りました。8月2日(水曜日)、今日は、長崎中学生派遣団の結団式です。

結団式には、中山市長、川村副市長、平塚教育長出席のもと、最初に全員で記念撮影をした後、今までの活動内容・経過について副団長の大槻さんから報告を行いました。報告では、各団員がそれぞれ自分自身で考えたテーマを設定し、各種資料やインターネットを駆使して調査を行い、発表し、団員間で情報の共有を図ったこと、「写真展『石田壽と長崎-長崎原爆を撮った裁判官-』」の見学やビデオ鑑賞などを行い、原爆被害の実相について学習したこと、昨年度の派遣団員との懇談を行ったことなど、これまでの学習の成果などについて発表しました。その後、団長の青木くんから決意表明を行い、龍ケ崎市の代表として平和祈念式典へ参列し、核兵器廃絶平和都市宣言の意義や戦争の悲惨さ、平和の大切さなどについて考え、学習し、団員みんなが市民に平和をよびかけられるように活動していきたい、との決意を表明しました。報告・決意表明に対し、中山市長、平塚教育長からは、激励のことばをいただきました。

また、結団式には各新聞社の記者さんもお越しになっており、取材や写真撮影に応じました。最後に、出発前の最後の打ち合わせを行い、解散となりました。

来週8月8日から長崎へ向かいます。現在台風が接近しており心配ですが、現段階では平和祈念式典を含め、各行事は予定どおり行うとのことです。体調管理をしっかりして、派遣団の役目を果たしていきたいと思います。現地での様子は、市公式フェイスブックを使って発信していきたいと思いますので、ぜひご覧ください。

なお、「写真展『石田壽と長崎-長崎原爆を撮った裁判官-』」において、来場された方に折り鶴を折っていただきました。昨年、一昨年に続き、今年も約200羽の折り鶴がございました。ご協力ありがとうございました。全ての折り鶴は、長崎へと持参し、献納してまいります。

長崎中学生派遣事業第3回学習会の様子1長崎中学生派遣事業第3回学習会の様子2長崎中学生派遣事業第3回学習会の様子3

長崎中学生派遣事業第3回学習会の様子4長崎中学生派遣事業第3回学習会の様子5長崎中学生派遣事業第3回学習会の様子6

第2回目の学習会を開催しました

平成29年7月15日(土曜日) 於:龍ケ崎市歴史民俗資料館

暑さが本格的となってきた7月の三連休の初日に、派遣団は、第2回目の学習会を開催しました。今回の学習会は、団員各人がテーマを見つけて調べてきた長崎に関するレポートの発表と、龍ケ崎市歴史民俗資料館で7月23日(日曜日)まで開催されている『写真展「石田壽(ひさし)と長崎-長崎原爆を撮った裁判官ー」』の見学などを行いました。

写真展の見学では、原爆投下当時に長崎地方裁判所の所長であった石田壽氏が原爆投下直後の惨状や復興の様子などを記録した貴重な写真約50点が展示されており、原爆被害の凄惨さを感じるとともに、復興に向けた人々の力強さを感じることができました。また、写真展と併せて昨年度の長崎への中学生派遣事業の活動報告書なども展示されており、派遣団の先輩の感想や平和への思いも知ることができました。団員各人は、熱心にメモをとったりしながら勉強をしました。見学の後、原爆に関するビデオも鑑賞しました。

その後、一人ひとりが事前に調べてきた長崎に関するレポートの発表を行いました。原爆の構造や被害について、なぜ長崎に原爆が投下されたのかといったことはもちろんのこと、長崎の地理や風習・文化に関するところまで、発表は多岐にわたりました。また、「戦争や原爆は自分に関係ないといった感じがあったが、考え方を改めていきたい」「戦争での一つひとつの出来事を自分に置きかえたら、といった視点で考えてみたい」などといった意見も発表されました。

さらに、今日の学習会には、昨年度長崎への中学生派遣事業に参加した団員5人が一緒に参加してくれました。派遣団員の先輩たちからは、派遣で感じたことや勉強になったこと、それから、楽しかったことや大変だったこと、注意すべきことなど、いろいろな体験談を聴くことができました。

次回は、出発直前の結団式で市長、副市長、教育長立ち合いの下で、学習会の経過報告や決意表明などを行う予定です。

長崎中学生派遣事業第2回学習会の様子1長崎中学生派遣事業第2回学習会の様子2長崎中学生派遣事業第2回学習会の様子3

長崎中学生派遣事業第2回学習会の様子4長崎中学生派遣事業第2回学習会の様子5長崎中学生派遣事業第2回学習会の様子6

第1回目の学習会を開催しました

平成29年6月13日(火曜日) 於:龍ケ崎市役所3階庁議室

非核平和推進事業に係る中学生派遣事業は、4年目を迎え、本年度は、昨年に引き続き長崎へ派遣を行うこととなりました。

この日は、派遣団初の顔合わせとなり、中山市長からこの事業に対する思いが参加者に語られました。

また、参加中学生全員で自己紹介をし、団長・副団長の選出を行いました。今年は、参加者中3年生が2人ということで、3年生は団長と副団長1人を、2年生から副団長1人となりました。

また、この事業の取組みについて打合せを行い、昨年と同様に、市内全中学校の生徒が折り鶴を1羽ずつ折って千羽鶴を作成し、その千羽鶴を派遣団が全中学生の代表として長崎へ持参することを決定しました。各中学校へ戻った派遣団員は、折り鶴の取組みを先生や他の生徒へPRし、協力を求めることになりました。また、今年も7月に開催する「写真展「石田壽(ひさし)と長崎-長崎原爆を撮った裁判官-」(7月1日から23日まで龍ケ崎市歴史民俗資料館で開催)で来場者に折ってもらい、あわせて長崎へ持参する予定です。

加えて、次回の学習会までに派遣団員が自らテーマを設けて、この事業で調べたいこと、経験したいことなどを調査・研究し、レポートにまとめてくることになりました。

長崎中学生派遣事業第1回学習会の様子1長崎中学生派遣事業第1回学習会の様子2長崎中学生派遣事業第1回学習会の様子3  

今後の予定

  • 平成29年8月下旬:事後学習会(報告書とりまとめ作業)
  • 平成29年9月~:各学校において報告会
  • 平成29年10月7日(土曜日) 市民向け報告会(予定)

折り鶴(赤)

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