安易な個人情報の提供が招く被害について

公開日 2013年11月01日

最終更新日 2013年11月01日

最近、当対策室に寄せられた相談の中に、「女子学生が、見知らぬ相手に自分の写真を送ってしまった。」と言うものがありました。この女子学生の話によると、「インターネットの掲示板で知り合った相手(素性が不明な者)から、「貴方の裸の写真を送ってくれれば、金を払う。」と持ちかけられたため、お金欲しさから携帯電話で撮影した自分の裸の写真をメールで相手に送ってしまった。」ということでした。
自分の裸の写真を見知らぬ相手に送付すると言うことは、自分の弱みを無条件で提供するようなものですから、相談してきた女子学生も、写真を送ってしまった後に自分の行為の重大さに気付き、相談に及んだということでした。

このような誘いに応じた場合、写真を送ったとしてもお金は送ってこないのが普通です。相手は、他人の秘密を手に入れたわけですから、さらに過激な要求を突きつけてくることはあっても、いまさら相手に便宜を図る理由がないからです。
インターネットでは、一度ネットに出てしまった情報を取り戻すことはできません。今回の相談のような場合には、メールアドレスを変更するなどして、今後一切、相手と接触を持たないとともに、被害拡大に備えて、相手から送信を受けたメールを保存しておくことが大切です。また、相手から「ネットで写真をばらまく。」等という脅迫を現に受けている場合には、躊躇することなく、すぐに最寄りの警察署又は交番に相談に出向くことが大切です。
なお、このような場合に絶対してはいけないことは、「その場だけ切り抜けられればいい。」と考えて、相手との接触を避けることも両親等の大人に助けを求めることもせず、「今回だけ」という理由で相手の言いなりになったり、泣き寝入りをしてしまうことです。
最近の子どもは、外部からの攻撃に弱いと言われますが、危険なことがあれば、それを危険だと教えることが大人の責務だと思います。
子どもをお持ちの皆さんには、お子さんをネット利用の被害者にさせないためにも、インターネットは単なる仮想空間ではなく、現実世界とつながっている世界であり、そこで行った行為は自分に跳ね返ってくるという事実を子ども達に理解させ、併せて、「理不尽な要求に屈することは、自分の立場をますます苦しいものにする。」ということを教えて、被害の潜在化と拡大防止に努めていただきたいと思います。

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