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平成28年度非核平和推進事業に係る長崎への中学生派遣事業について

更新日:2018年3月1日

これまで龍ケ崎市では、平成元年の「核兵器廃絶平和都市宣言」や平成21年の「平和市長会議(現:平和首長会議)」加盟の理念に基づき、原爆や戦争被害の状況・悲惨さについて各種写真パネル展などの展示を通じて、恒久平和のメッセージをみなさんに発信してきたところですが、平成26年度から新たに、次世代を担う中学生に実際の被爆地の見学、平和記念式典への参列を通じて、被爆の実態や平和の大切さについて学習してもらい、不戦・平和へのメッセージを語り継いでいってもらうため、この事業を展開しており、今年は3年目になります。
今年度は、応募者41人から市内中学校の男子7人・女子5人を抽選で決定し、12人の中学生が長崎へ派遣されることとなりました。

折り鶴(白)

ここでは、中学生たちの活動の状況や思いを随時伝えていきたいと思います。


長崎への中学生派遣事業報告会を開催しました

平成28年10月1日(土曜日)於:龍ケ崎市文化会館大ホール

長崎への派遣から約2か月がたちました。本年度も、昨年度に引き続き龍ケ崎市戦没者追悼式の終了後の時間を利用して事業報告会を開催させていただきました。
龍ケ崎市戦没者追悼式は、毎年、先の大戦において尊い犠牲となられた戦没者の方々の追悼と、御遺族の御労苦に対しての敬意を表すとともに、市民をあげての平和祈念を願い開催されているものです。
中学生派遣団は、まず、追悼式に参列して献花を行いました。その後、スライドを使用しながら、団長・副団長の3人がそれぞれ交代で事業報告を行いました。

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事業報告では、最初に長崎への原爆投下の概要、被害の状況の説明と龍ケ崎市がこれまで取り組んできた非核平和推進事業の概要(平和首長会議への加盟・ポスター展等の開催など)を説明した後、この長崎への中学生派遣事業の概要を説明しました。
その後、今まで取り組んできた内容を説明しました。3回開催した事前学習会についてや、3日間の派遣日程のうち、被爆体験者講話での様子や千羽鶴の献納、平和祈念式典への参加、資料館等の見学について写真を交えながら、体験したことや感じたことについて発表しました。最後に、平和の尊さや二度と戦争や原爆投下を引き起こしてはいけないこと、そうさせないために自分たちが行動しなくてはならないことなど、平和にかける思いを発表し、報告を終了しました。

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派遣3日目

平成28年8月10日(火曜日)

長崎派遣も最終日、3日目を迎えました。今日も晴天です。この日は、長崎の風土・歴史も学びました。世界遺産「明治日本の産業革命遺産製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一部を構成する旧グラバー住宅、世界遺産暫定リスト「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の一部を構成する大浦天主堂、二十六聖人殉教の碑を見学し、また、路面電車からでしたが、鎖国をしていた江戸時代唯一の海外との窓口だった出島を見ました。
長崎が、歴史的に海外との交流窓口、日本でも代表的な港湾都市であり、明治維新以降、鉱業・造船等の日本の工業の一翼を担っていた土地であったことがよく分かりました。

長崎中学生派遣事業3日目1

長崎中学生派遣事業3日目2


以上で3日間に及ぶ長崎中学生派遣事業の全行程を終了し、龍ケ崎への帰途へ着きました。
派遣団は、普段経験することのできない様々なことを実際に見て、聞いて、感じたものと思います。これから夏休み中に各団員が今回の派遣を踏まえて、自分のテーマに沿った学習結果や感想、思いをまとめ、自分の言葉でみんなに伝えていきます。
秋には、市民向け報告会等も予定しておりますので、今後随時その状況などを報告していきたいと思います。

派遣2日目

平成28年8月9日(火曜日)

長崎派遣2日目です。今日も薄曇りですが、晴れています。朝からものすごい暑さです。
原爆投下から71年目の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に中山市長とともに参列しました。

長崎中学生派遣事業派遣2日目1


原爆が投下された日、長崎には雲の切れ間から投下された、とのことですが、当日もこのような天気だったのでしょうか。
式典のプログラムを通じて派遣団一同、原爆死没者の方への祈りを捧げ、非戦・非核の思いを改めて願いました。

長崎中学生派遣事業派遣2日目2

長崎中学生派遣事業派遣2日目3

長崎中学生派遣事業派遣2日目4


午後からは、昨日に引き続き、ピースフォーラムに参加しました。
式典会場からは少し移動して、長崎ブリックホール国際会議場において、全国から集まったピースフォーラム参加の生徒と団員が3人ずつそれぞれ別の班になって、平和への思い、長崎へ来て思ったことや感じたこと、学習の振り返りや成果など、各人がそれぞれ発表・ディスカッションを行い、最後にみんなの思いをまとめて一枚の世界地図を作りました。

長崎中学生派遣事業派遣2日目5

長崎中学生派遣事業派遣2日目6

長崎中学生派遣事業派遣2日目7


初対面の他市町村の生徒の前での発表でしたので、少し緊張したけれども、みな堂々と自分の意見を発表していました。普段、他の市町村との交流はなかなかできませんし、いろいろな考え方や意見があるものだと、団員それぞれが思ったことと思います。
貴重な体験をすることができました。
ピースフォーラム終了後、16時頃から、長崎原爆資料館を見学し、原爆被災を受けた遺物や展示物や解説などを見て、メモを取ったり、写真を撮ったりして、学習をしてきました。
原爆の高熱で溶けた瓶、沸騰してしまった瓦などや写真、映像などで原爆による被害の悲惨さや深刻さなどを見ることで、昨日の被爆者の方の話や、今日の式典のことについて、理解を深めることができました。資料館見学後、宿泊先へ戻りました。

長崎中学生派遣事業派遣2日目8

長崎中学生派遣事業派遣2日目9


一連の学習を通じて、団員それぞれが平和について深く考え、まだはっきりとはしていないかもしれませんが、平和な世界を創るにはどうしたらいいかについて、自分なりの意見を持つことができたと思います。
明日は、派遣最終日になります。明日は、長崎の風土・歴史についても学んでくる予定です。
連日暑く、体力は消耗気味ですが、がんばって学習し、無事に龍ケ崎に帰りたいと思います。

派遣1日目

平成28年8月8日(月曜日)

8月8日(月曜日)を迎えました。本日から長崎へ向けて出発します。
早朝5時15分、佐貫駅に派遣団が集合し、中山市長・平塚教育長はじめ、各中学校の先生や家族の方の見守るなか、出発式を行いました。
中山市長のあいさつの後、団長から「体調に気をつけて、元気に活動しましょう。」とあいさつがあり、常磐線へ乗車しました。

長崎中学生派遣事業派遣1日目1


2時間ほどで羽田空港へ到着し、飛行機に乗り、長崎空港へ。
台風が心配されましたが、飛行機は無事離陸。飛行機で約2時間で長崎空港へ到着。そこから路線バスで約40分かけて長崎市内へ。市内へは、11時30分頃に到着しました。
長崎市内に到着後は、昼食をとって、平和祈念式典の準備をしていた平和祈念像と浦上天主堂を見学の後、「青少年ピースフォーラム」に参加すべく、長崎原爆資料館に併設されている平和会館へ。
ピースフォーラムは、長崎市が主催する平和学習のイベントで、全国から100人を超える小学生から高校生までが参加していました。

長崎中学生派遣事業派遣1日目2

長崎中学生派遣事業派遣1日目3

長崎中学生派遣事業派遣1日目4


14時からの開会行事を経て、その後、被爆者の方からの講話を聴きました。講話をしてくれた永野さんは、16歳で学徒動員中に被爆。自宅は全焼し、弟、妹さんを亡くされたとのことです。
実際に、原爆被害に遭われた方にしか分からない、貴重な体験談を聞かせていただきました。
1時間程度のお話でしたが、派遣団全員がお話に聞き入っており、メモを取ったりしながら、貴重なお話を記憶しました。
被爆者の方からも、生き残った者たちの怒り・悲しみ・淋しさを伝え、この目で見た原爆の恐怖、そして悲惨さを語ることによって、平和の尊さを訴えていきたい、とのお話があり、団員全員がこの貴重なお話を忘れず、伝え続けなければ、と思ったところです。
講話の後は、グループに分かれて、原爆のつめ跡の残る遺構などのフィールドワークにでかけました。
平和公園周辺を見学しましたが、被爆した浦上天主堂の壁や、被爆当時の地層が残されていたり、平和を祈る各種のモニュメントなどを見て、高校生ボランティアの方から説明を受けました。

長崎中学生派遣事業派遣1日目5

長崎中学生派遣事業派遣1日目6


これで初日のピースフォーラムは、終了となり、原爆資料館内に龍ケ崎から持ってきた折り鶴を献納し、宿泊先へ向かいました。

長崎中学生派遣事業派遣1日目7

長崎中学生派遣事業派遣1日目8


明日は、祈念式典へ参列し、その後ピースフォーラムでの参加者とのディスカッション・交流を行い、長崎原爆資料館も見学する予定です。
今日の予報では、明日も天気はよいようですが、最高気温は35度近いとのこと。今晩は、十分に体力回復を図り、明日へ望みたいと思います。

第3回目の学習会(結団式)を開催しました

平成28年8月1日(月曜日)於:龍ケ崎市役所3階庁議室

夏休みに入り、8月1日(月曜日)。今日は、派遣直前の学習会、長崎中学生派遣団の結団式を行いました。
結団式には、中山市長、川村副市長、平塚教育長出席のもと、最初に全員で記念撮影をした後、今までの活動内容・経過について市長へ報告を行いました。報告では、各団員が自分自身の調査テーマを設定し、発表を行ったこと、「長崎原爆被災写真展」の見学などを行って、原爆被害の実相について学習したこと、昨年度の派遣団員との懇談を行ったことなど、これまでの学習の成果などについて発表がありました。その後、団長の殿川くんから決意表明ということで、龍ケ崎市の中学生の代表として、ひいては市民の代表として恥ずかしくないよう平和祈念式典へ参列し、核兵器廃絶平和都市宣言の意義や戦争の悲惨さ、平和の大切さなどについて考え、団員みんなが市民に平和を呼びかけられるように活動していきたい、との決意を表明しました。
その後、各新聞社からの取材に応じ、出発後最後の打ち合わせを行い、解散となりました。
8月8日から長崎への派遣となります。大変暑いとは思いますが、体調管理をしっかりして、派遣団の役目を果たしていきたいと思います。現地での様子は、フェイスブックを使って発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
なお、「長崎原爆被災写真展」において来場者の方に鶴を折っていただきました。今年も約200羽の折り鶴がございました。御協力ありがとうございました。全ての折り鶴は、長崎へと持参し、献納してまいります。

平成28年度長崎中学生派遣事業第3回学習会1

平成28年度長崎中学生派遣事業第3回学習会2

平成28年度長崎中学生派遣事業第3回学習会3


平成28年度長崎中学生派遣事業第3回学習会4

平成28年度長崎中学生派遣事業第3回学習会5


第2回目の学習会を開催しました

平成28年7月16日(土曜日)於:龍ケ崎市歴史民俗資料館

夏休み前の三連休の初日、長崎への出発まで3週間ほどとなりました。今日は、前回の学習会でそれぞれ団員各人がテーマを見つけて、調べてきたレポートの発表と、龍ケ崎市歴史民俗資料館で7月24日(日曜日)まで開催されている「長崎原爆被災写真展」の見学などを行いました。
まず、最初に「長崎原爆被災写真展」を見学しました。
長崎の原爆投下直後の惨状が刻銘に記録されている貴重な写真約30点が展示されており、原爆被害の悲惨さ、平和の尊さを感じることができました。また、写真展示と併せて、昨年度の広島への中学生派遣事業の活動報告書も展示されており、派遣された12人の団員全員の感想や平和への思いも知ることができました。
約30分間、重要なところや関心のあるところを各人が熱心にメモをとるなどして、勉強をしました。その後、原爆関係のビデオを鑑賞しました。
見学などの後は、一人ひとりが団員全員に向かって、事前に調べてきたレポートを発表しました。原爆の構造や被害の状況について、平和祈念像の作られた経緯について、長崎になぜ原爆が投下されたのか、といったことや、祖母から聞いた空襲の話についてなど、内容は多岐にわたりました。みんながそれぞれにこの派遣について、どのようなことをしたいのか、どんなことを学びたいのか、といったことがよく分かる内容でした。
そして、今日は、昨年度の広島への中学生派遣事業に参加した団員が1人、一緒に学習会に参加してくれました。広島で感じたことや勉強になったこと、それから、楽しかったことや大変だったことなどいろいろな体験談を話してくれました。今年の団員にとって大変貴重なお話でした。ありがとうございました。
最後に、折り鶴の進捗状況などを確認し、今日の学習会は終了となりました。次回は、結団式です。

平成28年度長崎中学生派遣事業第2回学習会1

平成28年度長崎中学生派遣事業第2回学習会2

平成28年度長崎中学生派遣事業第2回学習会3


平成28年度長崎中学生派遣事業第2回学習会4

平成28年度長崎中学生派遣事業第2回学習会5

平成28年度長崎中学生派遣事業第2回学習会6


第1回目の学習会を開催しました

平成28年5月23日(月曜日)於:龍ケ崎市役所3階庁議室

非核平和推進事業に係る中学生派遣事業は、3年目を迎えました。昨年・一昨年は、被爆地・広島への派遣を行いましたが、本年度は、もう一つの被爆地である長崎へ派遣を行うこととなりました。
この日は、派遣団初の顔合わせとなりました。中山市長・川村副市長・平塚教育長も出席し、市長・教育長からこの事業に対する思いが参加者に語られました。
その後、参加中学生から自己紹介とこの事業に対する抱負や決意を1人ずつ発表してもらいました。参加中学生みなさんからは、「学校で勉強した戦争・原爆のことをもっと知りたい」「実際に被爆地に行ける機会は少ないので応募しました」など、この事業に対する思いが発表されました。そして、団長・副団長の選出では、3年生3人から団長・副団長を選出しました。
また、この事業の取組みについて打合せを行い、昨年・一昨年と同様に、市内全中学校の生徒が折り鶴を1羽ずつ折って千羽鶴を作成し、その千羽鶴を派遣団が全中学生の代表として長崎へ持参することを決定しました。各中学校へ戻った派遣団員は、折り鶴の取組みを先生や他の生徒へPRし、協力を求めることになりました。また、今年も7月に開催する「長崎原爆被災写真展」(7月1日から24日まで龍ケ崎市歴史民俗資料館で開催)で来場者に折ってもらい、あわせて長崎へ持参する予定です。
加えて、次回の学習会までに派遣団員が自らテーマを設けて、この事業で調べたいこと、経験したいことなどを調査・研究し、レポートにまとめてくることになりました。

平成28年度長崎中学生派遣事業第1回学習会1

平成28年度長崎中学生派遣事業第1回学習会2

平成28年度長崎中学生派遣事業第1回学習会3


平成28年度長崎中学生派遣事業第1回学習会4

平成28年度長崎中学生派遣事業第1回学習会5

平成28年度長崎中学生派遣事業第1回学習会6


折り鶴(赤)


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