このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
キーワードから探す

情報が見つからない場合はこちらから

  • 音声読み上げ・ふりがな・文字拡大・色の変更
  • Multilingual
龍ケ崎市立城西中学校
本文ここから

後期始業式校長式辞

更新日:2021年10月13日

『いよいよ後期が始まりました。今年の夏は、長雨による自然災害や、これまでにないコロナウイルスの感染拡大で、運動にも勉強にもじっくりと取り組むことが難しい日々となってしまいました。今夏の、世の中の出来事を振り返ると、コロナウィルス感染症が広がる中行われた東京オリンピック・パラリンピックでは、大きな感動を覚えた人も多いのではないでしょうか。
これまで行われてきたオリンピックの中で最もたくさんのメダルを取るなど、日本人選手の活躍には目を見張るものがありました。体の小さい日本人には、その体格の差から、入賞するのは難しいと思われる種目でもメダルを獲得し、私たちに「不可能なことはない」と夢や希望を与えてくれました。選手の皆さんの努力と頑張りに心から拍手を送りたいと思います。
 オリンピックに関して、もう一つ私の心に残ったことがあります。それは、オリンピック直前に、開会式に関わる3名のクリエーターが辞任・解任となったことです。理由は、過去のいじめや差別の発言でした。きっと、それから、本人は反省し、改善に努力をしてきたのかもしれません。それでも過去は消せず、何十年もたって、いじめをしてしまったその人の人生を大きく左右する結果となりました。この大会直前の急な変更は、オリンピックに係わる多くの人々に多大なる迷惑をかけ、混乱を招きました。 
このようなことからも、いじめや差別は、された人も、してしまった人も、関係する周りの人々も、みんなを不幸にしてしまう絶対にしてはならないことだという、怖さを認識する機会となりました。みなさんには是非、いじめや差別のない「胸を張って歩み続けることのできる人生」を送ってほしいと思います。
 もうひとつ、後期の始まりにみなさんにお話ししたいことがあります。それは、「意識の連続が無意識を育てる」ということです。
私たちの行動は、そのほとんどが無意識が行っているということを知っていますか? 実は、人間の行動は、90%以上が無意識に行われているのです。たとえば、みなさんは、「自転車を乗るのに、いちいち「ハンドルはこう持って」、とか、「ペダルはこのタイミングで踏んで」とか考えたりしませんよね。何の意識もなく、考えることなく乗ることができます。言葉もそうです。皆さんは日本語を何も考えることなく話すことができます。ぶつかったら「痛い!」、いいことがあったら「やった!」などと意識することなく言葉が出る時があります。でも、英語が出てくる人はほとんどいません。どうして私たちは、考えずにできるようになったのでしょう?
それは、意識をして繰り返し行ってきたからです。何度も何度も意識をして繰り返し行ってきたからこそ、考えることなくその力を発揮することができるのです。先日のオリンピックの女子バスケットボールのスリーポイントシュートも緊張する中でも、無意識に決めることができるんです。無意識には、とても強い力があります。
これから始まる後学期は、1・2年生は、新人大会があります。3年生は、高校入試があります。とても緊張すると思います。でも、そんな中でもするべきことを何度も繰り返し行い、無意識を育てることで、大きな力を発揮することができます。そして、なりたい自分になることができるのです。
人は、必ず、なりたい自分になることができます。
なりたい自分になるための第一歩は、まず、言葉に出すことです。そして意識してやることです。自分を前向きな言葉で励ましながらすべきことを行い、大きな成果につなげる学期にしてほしいと思います。』

お問い合わせ

城西中学校

〒301-0005 茨城県龍ケ崎市川原代町710番地

電話:0297-66-4157

ファクス:0297-66-4139

お問い合わせフォームを利用する


本文ここまで

所在地:〒301-0005 茨城県龍ケ崎市川原代町710番地

電話:0297-66-4157

ファクス:0297-66-4139

Copyright © RYUGASAKI CITY. All Rights Reserved.
フッターここまでこのページのトップに戻る
ページの先頭へ