協働事業提案制度とは
地域の課題や社会的課題の解決を目指した事業を市民と市が協働で実施するにあたり、その事業内容や事業費負担を含めた役割分担等についての提案を募集し、事業の実施に向けて協議・検討を行っていくのが「協働事業提案制度」です。
提案の種類
協働事業の提案には、次の2つの事業があります。
- 市民が自ら企画する協働事業を提案する「市民提案型協働事業」
- 市が市民と協働で実施したい事業の概要に基づき市民が具体的な事業の内容を提案する「行政提案型協働事業」
また、市政全般にわたる施策へのアイデアを提案する「アイデア提案」があります。
提案事業の要件
協働事業として提案できるのは、次の要件をすべて満たす事業とします。
- 協働事業を提案する団体が担うことが可能であること
- 団体と市が協働することによって相乗効果が生じると認められること
- 地域課題、社会的課題等の解決につながること
- 協働事業を提案するものと市との役割分担が明確かつ妥当なものであること
ただし、上記の要件をすべて満たす事業であっても、次のいずれかに該当する場合は協働事業の対象にしません。
- 営利を目的とするもの
- 特定の個人や団体のみが利益を受けるもの
- 政治、宗教及び選挙活動を目的とするもの
- 施設等の建設を目的とするもの
- 国及び地方公共団体から当該事業に関し助成等を受けているもの
- 法律、条例等に違反するもの
- 公序良俗に反するもの
提案資格
協働事業(市民提案型・行政提案型)
市内に事務所を有する法人・団体または市内に活動拠点のある団体(ただし、原則5人以上の会員で組織されており、提案時点でおおむね1年以上活動していること等の要件があります。)
※宗教的活動・政治的活動を目的とする団体、市役所に事務局を置く団体等は除きます。
アイデア提案
市内に在住、在勤、在学する個人または市内に事務所を有する法人・団体、若しくは市内に活動拠点のある個人・団体
審査・決定
提案のあった協働事業は、受け付け後、市民協働推進委員会(学識経験者や公募の市民委員等で構成)において書類審査や公開プレゼンテーションにより事業の適切性や事業効果等を審査します。
市との役割分担
実施が決定した協働事業は、団体と市の間で協定書を締結します。この中で具体的な役割分担を定めます。
財政的支援
市民提案型協働事業は上限が100万円で、行政提案型協働事業は、事業にかかる予算の範囲内で財政的支援を行います。
募集について
協働事業の提案募集は、例年5月から6月頃行いますが、その際は市広報紙や市公式サイトで周知します。
制度の利用相談は、随時受付中!
まずは、コミュニティ推進課宛に、電話でご相談ください。
受付時間
午前8時30分から正午まで、午後1時から5時まで
(土日祝日、年末年始を除く)
令和2年度協働事業提案制度の事業化を採択しました。
中山市長に提言書を手渡しする根橋委員長
令和2年度の協働事業提案募集に対し、4件の提案をいただきました。市民協働推進委員会に
おいて厳正なる審査の結果、全て事業化を採択しました。
この結果をふまえ、同委員会の根橋正一委員長(流通経済大学社会学部教授:写真左)より、
中山一生龍ケ崎市長(写真右)に、「協働事業提案書に関する提言書」が提出されました。
これらの協働事業は、令和3年度での実施に向け準備が進められます。
採択事業の紹介
映画「星に語りて~StarrySky~」上映会の開催
- 申請者:特定非営利活動法人一会
- 事業担当課:社会福祉課
- 事業概要:東日本大震災の発生から、来年で10年となる節目を迎え、この震災における被災した障がい者の孤立の実態や支援の難しさを見つめなおす機会の創出及び被災者支援に対する市民の意識醸成を図るものとして、この映画の上映会を開催したいと考えます。
文化会館・中央図書館エリア花植え美化活動
龍ケ崎市文化会館前の花植え活動の様子
- 申請者:子供とまちを見守る会
- 事業担当課:文化・生涯学習課
- 事業概要:年間10万人以上が利用する文化会館・図書館エリアは、本市の文化ゾーンとして大切な場所と捉え、同エリアに設置されている数多くの植栽やプランターに、手入れや花植えを行うことで、市民の憩いの場、親しめる場所を創出するとともに、イメージアップの向上を図りたいと考えます。
プレーパーク(冒険遊び場)事業
龍ヶ岡公園ステージにて
- 申請者:たつのこプレーパーク遊んじゃ王
- 事業担当課:文化・生涯学習課
- 事業概要:プレーパークとは、従来の公園等既存の遊び場と違い、子ども達の想像力や工夫により、遊びを作り出すことのできる遊び場作りに取組む活動を示しています。
これまで本市の「子どもの居場所づくり事業」の一環として費用面など、市主体で取組んできたプレーパーク事業が、令和元年度で終了したことから、これまで協力者の立場であった本団体が、これを引継ぎ主体的に運営することで、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに、のびのびと遊べる場を提供し、子どもの健全な成長及び、地域住民の参加による新たなコミュニティづくりへの寄与を目的に行っていきたいと考えます。
「農業って楽しい!」を絵本で子どもたちへ。
- 申請者:AGRIBATONPROJECT(アグリバトンプロジェクト)
- 事業担当課:コミュニティ推進課
- 事業概要:茨城県内のある中学校において「将来なりたい職業」について調査したところ「農業」と書いた子どもは、一人もいなかったとの結果が報告されました。農業産出額全国上位の本県の子ども達でさえも、このような意向であることをふまえ、このままでは農業に興味を持つ子ども達がいなくなり、農業の働き手がいなくなってしまったら、日本の食料確保や、食卓の安全確保は、今後どうなってしまうのか申請者たちは、不安を感じました。
そこで次世代を担う子どもたちに、まず農業の楽しさを知ってもらうことで、そこから“本当の豊かさとは何か”を伝え、将来の職業の選択肢のひとつに、農業を考えてくれる子どもをひとりでも多く育てたいと考えます。
そしてそのきっかけづくりとして、この絵本を多くの子どもたちに手に取ってもらうために、農業者自らが、農業のイメージを向上し、日本の未来を担う子どもたちのために行動を起こし、賛同する農業仲間を繋いでいこうと考えています。
農業の楽しさを感じる冒険へ! 農業女子発♪子どもたちにおくる絵本プロジェクト!(外部サイト)
2020年9月27日まで上記サイトにて、クラウドファンディングによる絵本の制作費を募集中
お問い合わせ
