年末年始を控え、人の移動が増加することが予想されます。
特に、海外では、日本に常在しない感染症や日本よりも高い頻度で発生している感染症が報告されています。
海外滞在中にこれら感染症に感染しないためにも、予防方法等を把握しましょう!
参考:
注意が必要な主な感染症
麻しん(はしか)
主な発生地域:世界中の様々な地域(特に東南アジア地域、東地中海地域、アフリカ地域)
感染経路:空気感染、飛沫感染等
主な症状:感染した場合、10日から12日後に、発熱・咳・鼻水などの症状が現れ、一度解熱した後、高熱と発疹が出現する。
予防方法:ワクチン接種
デング熱
主な発生地域:東南アジア地域の熱帯・亜熱帯地域、東地中海地域、アフリカ地域、アメリカ地域
感染経路:病原体を保有する蚊に刺されることで感染
主な症状:感染した場合、2日から14日後に、発熱・激しい頭痛・関節痛・筋肉痛・発疹などの症状が現れる。
予防方法:ワクチンはありませんので、蚊に刺されないこと!虫よけスプレーの使用や長袖・長ズボンの着用なども効果あり。
マラリア
主な発生地域:アジア、アフリカ、オセアニア、中南米の熱帯・亜熱帯地域
感染経路:病原体を保有する蚊に刺されることで感染
主な症状:感染した場合、1週間から4週間後に、発熱・寒気・頭痛・嘔吐・関節痛などの症状が現れる。
予防方法:ワクチンはありませんので、蚊に刺されないこと!虫よけスプレーの使用や長袖・長ズボンの着用なども効果あり。
感染対策
出国前
渡航先の感染症発生状況を把握し、ワクチン接種歴の確認及び適切なワクチン接種を行いましょう。
渡航前ワクチンに関する情報
海外滞在中
感染対策の基本は「手洗い」です。
水や食べ物
生水や生ものの飲食を避け、肉や野菜等は十分に加熱したものを食べましょう。
蚊・昆虫
蚊などの虫に刺されないよう定期的に虫よけスプレーを使用しましょう。
また、長袖・長ズボンを着用し、なるべく肌を露出しないようにしましょう。
動物
できるだけ現地の動物との接触を避け、接触した場合は速やかに手を洗いましょう。
河川や湖沼
淡水や川での水遊びを控え、裸足で歩かないようにしましょう。
帰国後
発熱や発疹等の症状が現れた時は、事前に医療機関に連絡し、速やかに受診しましょう。
医療機関を受診する際は、医師に以下のことを伝えてください。
- 海外渡航歴
- 喫食歴(何を飲食したか)
- 現地動物との接触歴
- 蚊など虫の刺咬歴
ご心配な方は、
にご相談ください。