令和7年5月に茨城県内において、ペットとして飼われている猫が「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染し、死亡する事例が発生しました。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは
SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome )は、主にSFTSウイルスを保有するマダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。
SFTSに発症している動物との接触により人が感染することもありますので、特に犬や猫などのペットを飼っている方は注意が必要です。
茨城県内で発生した事案の概要
- 令和7年4月下旬、屋内飼養していた猫が一時的に屋外へ脱走した際、多数のダニが付着し、動物病院で除去
- 5月9日、猫が高熱と食欲低下、嘔吐の症状のため、動物病院を受診したが、同12日に死亡
- 同12日、猫のSFTSウイルス陽性が判明
- 飼い主等への感染は確認されていない
日常生活で注意して欲しいこと
ペットを飼っている方
- 猫は屋内飼養とし、犬はダニの付着に注意しましょう
- ペットとの外出から帰ったら、ダニの付着がないか確認しましょう
- 必要に応じ、獣医師相談のもと、ダニの駆除・予防をしましょう
- ペットの健康状態に注意し、体調不良の場合は、動物病院を受診しましょう
- ペットが体調不良の時は、体液を直接触らないようにしましょう
マダニに刺されないために
- 安易に野生動物に触らないようにしましょう
- 動物に触ったら、必ず手を洗いましょう
- マダニが生息する場所に立ち入る場合は、肌の露出を少なくしましょう
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