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令和元年度非核平和推進事業に係る広島への中学生派遣事業について

更新日:2019年9月24日

これまで龍ケ崎市では、平成元年の「核兵器廃絶平和都市宣言」や平成21年の「平和市長会議(現:平和首長会議)」加盟の理念に基づき、原爆や戦争被害の状況・悲惨さについて各種写真パネル展などの展示を通じて、恒久平和のメッセージをみなさんに発信してきました。

中学生派遣事業では、次世代を担う中学生に実際の被爆地や戦争遺跡の見学、平和記念式典への参列を通じて、当時の戦争の状況や平和の大切さについて学習してもらい、不戦・平和へのメッセージを語り継いでいってもらうため、平成26年度からこの事業を展開しており、今年で6年目になります。

今年度は、応募者59人から市内中学校の男子6人・女子6人を抽選で決定し、12人の中学生を広島へ派遣することとなりました。

ここでは、中学生たちの活動の状況や想いを随時伝えていきます。

報告会

令和元年9月21日(土曜日)龍ケ崎市文化会館

9月21日(土曜日)、龍ケ崎市文化会館大ホールにおいて、龍ケ崎市戦没者追悼式の終了後、令和元年度非核平和推進事業に係る広島への中学生派遣事業報告会を開催させていただきました。
龍ケ崎市戦没者追悼式は、毎年、先の大戦において尊い犠牲となられた戦没者の方々の追悼と、御遺族の御労苦に対しての敬意を表するとともに、市民をあげての平和を祈念して開催されているものです。派遣団は、追悼式に参列して献花を行い、その後、スライドを使用しながら派遣団の生徒が事業報告を行いました。

事業報告では、最初に日本が唯一の被爆国であること、実際にあった悲惨な出来事の説明や龍ケ崎市がこれまで取り組んできた非核平和推進事業の概要(平和首長会議への加盟、ポスター展等の開催など)を説明した後、今回の広島への中学生派遣事業の概要を説明しました。その後、派遣団が今まで取り組んできた内容について、3回開催した事前学習会や3日間の派遣日程のうち語り部講話・千羽鶴の奉納、平和記念式典への参列、灯篭流しなどについて、写真を交えながら、体験したことや感じたことについて発表しました。最後に、平和の尊さや二度と原爆投下や戦争を引き起こしてはいけないこと、そうさせないために自分たちが行動しなくてはならないことなど、平和に懸ける想いを発表し、報告を終了しました。

報告会後には、中山市長と平塚教育長から講評をいただきました。
中学生派遣団の生徒たちは、これから平和への想いを語り継いでいってくれることでしょう。

広島派遣3日目

令和元年8月7日(水曜日)

広島中学生派遣も最終日となりました。
中山市長は公務のため、中学生派遣団より一足先に龍ケ崎市に戻ることとなりましたが、昨日の行程終了後に派遣団に向けてお言葉をいただきました。
派遣団は、連日の暑さと過密日程で疲労の様子が窺えますが、気を引き締めて派遣最終日の行程を進めたいと思います。

中学生派遣団は、大和ミュージアムを訪れました。
大和ミュージアムでは、戦艦「大和」を建造した軍港として栄え、戦後は世界最大のタンカーを数多く建造した呉の歴史と造船・製鋼をはじめとした科学技術の学習をしました。
先人の努力や当時の生活・文化などから、戦争の歴史と平和の大切さを学ぶことができました。

派遣団は、佐貫駅に到着し、3日間の広島中学生派遣事業全行程を終了しました。
今回の派遣を通して、派遣団は普段経験することのできない様々なことを、実際に見て、聴いて、感じることができ、有意義な学習となりました。
派遣団の団員は、「戦争の恐ろしさや命の大切さがわかり、過去に戦争があったことを忘れないようみんなに伝えていきたい」「今回学んだことを後世に伝え、二度と戦争がおこらない平和な国にしたい」「戦争について深く考えるいい機会になった」「平和記念式典では、今まで経験したことがない雰囲気を感じた」などの感想を語っていました。
これから夏休み中に各団員が今回の派遣を踏まえて、自分のテーマに沿った学習結果や感想、想いをまとめ、自分の言葉で各学校の生徒たちに伝えていきます。
また、9月21日(土曜日)に予定されている市戦没者追悼式において、市民向け報告会も予定しておりますので、今後その状況なども報告していきたいと思います。

広島派遣2日目

令和元年8月6日(火曜日)

少し雨が降る中、中学生派遣団は平和記念式典に参列しました。式典は、被爆者の方、その御遺族、日本のみならず世界各国の方々が参列し、厳粛な雰囲気のもと執り行われました。
広島市長をはじめ、来賓の方々からは、原爆で亡くなられた方々の御霊に哀悼の念を送り、今後二度と核兵器を使用しない、保持するべきでないという核の恐ろしさ・平和への決意が述べられました。
また、こども代表のことばでは、「誰しも大切なことというのはそれぞれあると思うけど、『平和』は世界共通の大切なことです」と広島市の小学生が平和への想いを語っていました。
派遣団は実際に式典に参列したことにより、映像や、資料だけでは分からない、平和の重さを感じたのではないでしょうか。

式典の後は、宮島を訪れた後、灯篭流しを行いました。
灯篭流しでは、中学生派遣団が一人ひとり平和へのメッセージを記した灯籠を市を代表して流しました。また、中山市長にも平和へのあつい想いを記していただきました。

これで2日目の行程は終了となり、明日の最終日に備えます。明日は大和ミュージアムを訪れて、龍ケ崎へと帰る予定です。

原爆ドーム前で中山市長と派遣団の灯篭流し記念撮影

広島派遣1日目

令和元年8月5日(月曜日)

広島中学生派遣の初日、8月5日(月曜日)を迎えました。今日から派遣団は、7日(水曜日)までの3日間の日程で、中山市長と広島を訪れます。
朝8時に佐貫駅に集合し、平塚教育長をはじめ各中学校の先生や家族の方の見守るなか、出発式を行いました。
平塚教育長のあいさつの後、団長が「龍ケ崎市の代表として行ってまいります」と派遣への意気込みを語り、常磐線へ乗車しました。

東京駅へ到着したのち、新幹線に乗り、車内では、現地派遣に向けて予習をしたり、昼食をとるなどして過ごしました。そして、約4時間かけて広島駅に無事到着しました。

その後、広島市にある平和記念資料館を訪れました。
平和記念資料館では、核兵器の危険性や被爆の実相などについて見学を通して学び、平和記念公園において折り鶴の奉納をしました。
また、当時14歳で直接被爆を経験した方から講話を拝聴し、講話者からは、スコップで防空壕をつくったこと、学校の一部が軍の工場になったこと、原爆投下の際は家に居て爆風により畳ごと吹き上げられたことなど、貴重な体験談を聴かせていただきました。
最後には「被爆を経験した方たちは年々高齢になってきてるので、これからはみんなが語り継いでいってくださいね」と平和への想いを感じるメッセージをいただきました。

これで初日の行程は終了となり、広島市内で夕食をとった後に宿泊先に向かい、明日に備えます。明日は、平和記念式典への参列や灯篭流しの見学などを行う予定です。

原爆ドームを背景に参加者12名の参加者で記念撮影

第3回目の学習会(結団式)を開催しました

令和元年7月31日(水曜日)龍ケ崎市役所3階庁議室

7月最終日、広島への派遣が目前となった今日、広島派遣団の結団式が行われました。今回の学習会では、初めに茨城県反核平和の火リレーのランナーの出迎えをしました。
平和の火リレーは、全国各地で行われる核や戦争の廃絶を訴え、平和行政を推進する活動です。
茨城県では茨城県庁から平和の火を灯し、それぞれの市町村のランナーが、ゴールの水戸市役所までの県内44市町村約800kmを走りつなぎます。

その後、結団式では、中山市長、川村副市長、平塚教育長出席のもと、今回の派遣団の副団長2名が今までの活動内容・経過について、報告を行いました。
団員各人が興味を持ったテーマを設定し、事前学習レポートにまとめ、発表し、非核平和についての理解を深め合ったこと、ポスター展「ヒロシマを知ろう!!-8月6日、きのこ雲の下でー」や、旧広島県立第一高等女学校の生徒たちの生活を再現したDVD、「夏服の少女たち」を鑑賞し、核兵器の恐ろしさを感じた事、また、昨年度の沖縄派遣団との懇談を行い、派遣団どうしの交流を深めたことなど、これまでの学習成果について報告しました。
団長の決意表明では、派遣団全員が龍ケ崎市の中学生代表としての自覚と責任を持って、派遣学習に取り組み、核によって多大なる被害を受けた広島で、平和記念式典に参列し、核の恐ろしさ、平和の尊さについて、考えを深め、派遣学習を通して学んだ多くのことを、家族や学校のみんなに伝えていきたいとの表明がありました。

この活動報告・決意表明に対し、中山市長、平塚教育長からは、激励のことばをいただきました。

最後に、記念撮影と派遣出発前の最終打ち合わせを行い、解散となりました。派遣団は、来週8月5日(月曜日)から広島へ向かいます。体調管理をしっかりして、派遣団の役目を果たしていきたいと思います。
現地での様子は、市公式フェイスブック、市公式ホームページなどを使って発信していきたいと思いますので、ぜひ御覧ください。
なお、市内各中学校の生徒やポスター展「ヒロシマを知ろう!!-8月6日、きのこ雲の下で-」において来場された方に折っていただいた約2000羽の折り鶴を広島へと持参し、献納してまいります。

第2回目の学習会を開催しました

令和元年7月13日(土曜日)龍ケ崎市歴史民俗資料館

夏休み1週間前の3連休初日、この日は、派遣団の第2回目の学習会を開催しました。今回の学習会では、7月15日(月曜日)まで龍ケ崎市歴史民俗資料館で展示している、ポスター展「ヒロシマを知ろう!!-8月6日、きのこ雲の下でー」の見学や、団員各人が事前にテーマを決めて調べてきた内容をレポートにまとめ、発表を行ったりしました。
ポスター展では、原子爆弾が投下された、広島の当時の壮絶な状況がわかる写真や、絵のポスターを見学し、派遣団は、核兵器の悲惨さ、恐ろしさを感じ取ることができました。
また、ポスター展と併せて、昨年度の沖縄への中学生派遣の活動報告も展示されており、先輩派遣団の非核平和に対する思いを知ることができました。
その後、終戦直前の旧広島県立第一高等女学校の生徒たちの当時の生活を再現したDVDを鑑賞し、核が残した広島への影響の大きさを知ることができました。

見学の後は、事前学習レポートにまとめてきた内容を発表しました。派遣団員からは、「なぜ広島に原爆が落とされたのか」、「当時の戦争の歴史や、核兵器の残酷さを学び、みんなに伝えたい」などといった意見が挙がり、非核平和学習に対する意欲の高さを感じました。
最後に、昨年度の沖縄への中学生派遣参加者を招き、意見交換を行いました。沖縄派遣団員から、派遣学習において、楽しかったこと、気を付けることなどのさまざまな体験談を聞くことができ、広島派遣団は期待に胸を膨らませている様子でした。

次回は、出発直前の結団式で市長、副市長、教育長立ち合いの下で、学習会の経過報告や決意表明などを行う予定です。

第1回目の学習会を開催しました

令和元年6月7日(金曜日)龍ケ崎市役所3階庁議室

非核平和推進事業に係る中学生派遣事業は、今年で6年目を迎えました。
平成26年・平成27年は広島、平成28年・平成29年は長崎、平成30年は沖縄へ派遣学習を行い、戦争の壮絶さを学んできました。
本年度は、8月5日から7日までの3日間、広島で派遣学習を行います。
今回の学習会は、派遣団初の顔合わせとなり、中山市長・川村副市長・平塚教育長も出席し、市長からこの事業に対する想いが参加者に語られました。
その後、参加中学生から自己紹介とこの事業に対する抱負や決意の発表があり、団長1名・副団長を2名を選出しました。
次回の学習会では、派遣団員が自らテーマを設けて、この事業で学びたいこと、経験したいことなどを調査・研究し、レポートにまとめます。
また、例年と同様に、市内全中学校の生徒が折り鶴を1羽ずつ折って千羽鶴を作成し、その千羽鶴を派遣団が市の代表として広島へ持参します。
なお、今年は、ポスター展「ヒロシマを知ろう!!-8月6日、きのこ雲の下でー(外部サイト)新規ウインドウで開きます。」(6月29日から7月15日まで龍ケ崎市歴史民俗資料館で開催)で来場者にも折り鶴を折ってもらい、あわせて広島へ持参する予定です。
学習会終了後、派遣団員となった生徒たちは、それぞれの中学校で折り鶴の取組みや広島派遣で学んだことを先生や他の生徒へ報告します。

お問い合わせ

総務部 人事行政課

〒301-8611 茨城県龍ケ崎市3710番地

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