近年,ICT(情報通信技術)は,目覚ましい発展を遂げています。スマートフォンやタブレット端末が急速に普及し,時間も場所も選ばずインターネットを活用することが私たちの日常生活の一部として定着してきました。今後もさらなる高度化により,社会経済活動や私たちの日常生活において,益々重要なものになると考えられます。本市では,これまで,龍ケ崎市情報化推進プラン(平成24年度~平成28年度)に基づき,「市民への行政サービスの向上」,「行政運営の簡素化・効率化」,「地域活力の向上」等に考慮したシステムの導入・改善等を基本方針として,市民の視点に立った利便性の高い効率的な行政サービスの提供を図るため,総合窓口機能を活用した住民情報基幹系システムや総合福祉システムを構築し,運用してまいりました。さらに,新たに導入された社会保障・税番号制度にも対応した情報化への取組みも推進し,ICTに関する政策の充実に努めてまいりました。また,情報化の推進を図る一方で,サイバー攻撃,マルウェア対策や情報漏えいなどの脅威に対して安全・安心な情報システムを確立するため,本市では,新たに龍ケ崎市情報セキュリティ事案対応チーム(CSIRT)を設置し,これまで以上に情報セキュリティ対策の強化・徹底について組織を挙げて取り組んでまいります。今後も市民生活に関わるICT環境は,さらに変化していくことが予測されますので,こうした環境の変化に的確に対応しつつ,平成29年度から開始する新たな第2次ふるさと龍ケ崎戦略プランで示した目標の実現に向けて,このたび龍ケ崎市第4次情報化推進プランを策定しました。本プランの施策を計画的,かつ着実に実行し,ICTの活用により市民への行政サービスの向上と市政運営の効率化を図り,市政運営の基本である参画と協働を推進してまいります。
なお,本プランを実現させるためには,市議会はもとより,市民の皆様や事業者の皆様からのご協力が必要不可欠であると考えておりますので,今後とも本市の情報化推進の取組みに層のご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。
平成29年3月
龍ケ崎市長中山一生
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