インフルエンザの感染流行状況
全国
茨城県
インフルエンザについて
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。
併せて普通の風邪と同様に、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。
お子さまではまれに急性脳症、ご高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を伴う等、重症になることがあります。
インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、A型、B型、C型及びD型に大きく分類され、このうち大きな流行の原因となるのはA型とB型です。
また、近年国内で流行しているインフルエンザウイルスは、A(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型(香港型)とB型(ビクトリア系統)です。
流行時期
インフルエンザの流行時期については、例年12月から3月が流行時期とされています。
全国各地で流行入りが報告されている中、茨城県においても、令和6年10月初旬(10月7日~10月13日の週)より流行期に入りました。
今後、本格的な流行が生じる可能性があるとして、厚生労働省では、全ての年齢の方に対して注意を呼びかけています。
インフルエンザの疑いがある場合
医療機関への受診
急な発熱、咳やのどの痛み等、インフルエンザと疑われる症状がある場合には、お電話で事前に連絡をした上で、お早めにかかりつけ医などの医療機関を受診しましょう。
特に、乳幼児や高齢者、妊婦、基礎疾患がある方等、重症化リスクが高い方はなるべく早めに受診するようにしましょう。
※発熱後12時間未満の場合、検査の結果が陽性にならない場合があります。詳しくは、医療機関にご相談ください。
また、健康な方でも、次のような症状がある場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。
茨城県内医療機関一覧(竜ケ崎保健所管内)(PDF:174KB)
※発熱のある方については、一覧にある「発熱患者等への対応」欄をご確認のうえ、医療機関にご連絡ください。
大人
- 呼吸困難または息切れがある
- 胸の痛みが続いている
- 嘔吐や下痢が続いている
- 3日以上、発熱が続いている
- 症状が長引いていて悪化してきた
小児
- 呼吸が速い、息苦しそうにしている
- 顔色が悪い
- 嘔吐や下痢が続いている
- 落ち着きがない、遊ばない、反応が鈍い
- 症状が長引いていて悪化してきた
安静にする
安静にして、休養を取りましょう。特に睡眠を十分にとることが大切です。
水分補給
水分を十分に補給しましょう。
感染対策
インフルエンザに罹患し、熱が下がっても、インフルエンザウイルスが体内に残っている場合があります。発症前日から発症後3日から7日間は、ウイルスが体外へ排出されるので、外出等は控え、手洗いや咳エチケット、マスクの着用等の基本的な感染対策を行いましょう。
基本的な感染対策については、感染症対策・予防をご確認ください。
また、現在、学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています。
感染予防
インフルエンザ予防接種
インフルエンザの重症化予防のために、インフルエンザワクチンの接種をご検討ください。
また、65歳以上の高齢者と生後6か月から中学3年生のお子様は、費用の一部助成があります。(助成対象期間は、毎年度10月1日から翌年1月31日までです。)
外出後の手洗い等
流水・石鹸による手洗いは、手指等についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効です。
また、アルコールによる手指消毒も有効です。
適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。
特に乾燥しやすい室内では、加湿器等を使用し、適切な湿度(50%~60%)を保つことが効果的です。
十分な休養とバランスの取れた食事
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスの取れた食事を日ごろから心がけましょう。
人混みや繁華街への外出を控える。
インフルエンザの流行時は、特に高齢者や基礎疾患がある方、妊婦、体調の悪い方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、マスクの着用や人との距離を保つことが有効です。
こまめに換気を行う
室内では、こまめに換気を行うようにしましょう。
換気はインフルエンザのみでなく、新型コロナウイルスに対しても有効です。
窓開けによる換気のほかに、建物に組み込まれている常時換気設備や台所・洗面所の換気扇を使用することで、室温を大きく変動させることなく、換気を行うことができます。
また、窓開けによる換気は、対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的な換気を行うことができます。
ただし、窓開けによる換気を行うと、一時的に室内温度が低くなってしまいますので、暖房器具等を使用しながら、換気を行うようにしましょう。
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