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馴馬城跡

更新日:2018年3月1日

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種別:史跡
指定年月日:昭和15年4月5日
所在地:龍ケ崎市馴馬町2507番地
管理者:個人
馴馬城趾は、常磐線龍ケ崎市駅の南東約3キロメートルの台地上にある。牛久方面から南南東に延びる台地の先端は、この付近で沢(山王久保)を挟んで二股に分かれているが、その南側の比較的細い台地を利用して城が作られていたと思われる。
文献史料によると、この城趾が南北朝時代の康永3年(興国5・1344年)に南朝方の春日顕国がたてこもった「馴馬沼田城(=馴馬城)」に比定されている。この城は、北朝方の宍戸朝里により政略されている。また、これより先、暦応4年(興国2・1341年)秋の北朝方の攻勢の際に、南朝方が「河内郡馴馬楯(=馴馬城)」を「引退」したことが史料からわかる。このことからも、馴馬城は、少なくとも二度、南朝方が拠点にしたと思われる。
馴馬城は、基本的には舌状台地の先端を掘切で区切るという類型的な構造をしている。ただ中心部が破壊されていることもあって、遺構が明瞭ではないが、現存する部分を見るかぎり、形式的な新しさが感じられず、その点で南北朝の姿を留めているといえる。
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